Windows 10は、Microsoft社が開発・販売するOS「Microsoft Windows(マイクロソフト ウィンドウズ)」の最新バージョンです。Windows 10のシェアは、今後ますます増えていくことが予想されます。
Windows 10の概要
Windows 10の概要について紹介します。まずは、「Windows」が何なのかを理解しておきましょう。
Windowsとは?
Windowsは、Microsoft(マイクロソフト)社が開発・販売するOS(オペレーティングシステム)です。OSとは、パソコン・タブレット・スマートフォンなどを動かすための基本ソフトです。
Windowsの歴史
Windowsが初めて一般に発売されたのは、1985年。このときのバージョンは、Windows 1.0です。
その後バージョンの改訂が繰り返され、近年では2009年にWindows 7、2012年にWindows 8、2013年にWindows 8.1、そしてWindows 10は2015年に発売開始となりました。
Windowsのバージョンを確認しよう
Windowsは、バージョンごとに機能や利用可能なアプリケーションソフトが異なります。使用中の機器のバージョンを確認する方法は、下記MicrosoftのWebページを参照してください。
Windowsのシェア(市場占有率)
調査会社 Net Applicationsの調べによると、2017年4月時点のデスクトップパソコンでのOSシェアは、Windowsが約92%と圧倒していて、以下Macが約6%、Linuxが約2%と続いています。
Windows 10のシェア
また、Windowsのバージョンごとの同シェアでは、Windows7 が約49%、Windows 10が約26%、WindowsXP とWindows8.1 が約7%となっています。
各データについては、下記Webページを参考にさせていただきました。
まだまだWindows 7に差をつけられているWindows 10ですが、今後そのシェアが増えていくと予想されます。それには、主に次の2つが関係しています。
- Windows 10以降の新バージョンは登場しない
- 旧バージョンはサポートが終了してしまう
Microsoft社のある関係者によると、「Windows 10はWindowsの最後のバージョンとなる」と発言しています。
つまり、これから新しいWindowsのデスクトップパソコンを購入する場合、(特別に旧バージョンを指定しない限り)Windows 10を搭載したものになる可能性が高くなります。
また、Windowsではバージョンごとにサポート期間が設定されています。サポート期間が終了すると、セキュリティの更新プログラムが受け取れなくなるなどの問題があるため、古いバージョンのまま使い続けることは危険です。
このリスクを避けてWindowsを使っていくためには、新しくWindows 10のライセンスを購入するか、機器そのものを買い換えるなどの対策が必要になります。
Windows 10の特徴
ここからは、Windows 10の特徴を見ていきましょう。
Windows 10の新機能
以下は、Windows 10で新たに加わった主な機能です。
- 作業環境に合わせて選べる「デスクトップモードとタブレットモード」
- デスクトップでもタブレットでも使いやすい「ユニバーサルアプリ」
- 複数のデスクトップを切り替えられる「仮想デスクトップ」
- 新しいインターネットブラウザ「Microsoft Edge」
- 音声認識機能付きアシスタント「Cortana」
- 生体認証でサインインできる「Windows Hello」
- アイデアを形にするのに便利「Windows Ink ワークスペース」
Windows 10の大型アップデート
Windows 10では、年に数回の大型アップデートが実施されます。アップデートとは、コンピューターのシステムを最新の状態にすることで、この中で新機能が加わったり操作性やセキュリティが向上したりする仕組みです。
これまで、2016年8月に「Anniversary Update (アニバーサリー アップデート)」、2017年4月に「Creators Update (クリエイターズ アップデート)」などが実施されています。
あなたが使っているパソコンでどのアップデートが適用されているのかを知るには、下記ページを参考にしてください。