Windowsパソコンのバージョンを確認する方法や、「エディション」「OSビルド」などの意味を、わかりやすく解説します。
- 自分のPCがWindowsのどのバージョンなのか知りたい
- Windowsのエディション(Home / Proなど)を確認したい
- 「24H2」「23H2」ってどういう意味?
- Windowsの最新バージョンはどうやって確認するの?
- バージョンが古いと危ない?更新すべき?
これらの疑問が全て解決します。ぜひ参考にしてください。
Windowsのバージョン確認が大切な理由
Windowsにはさまざまなバージョンや種類があり、それによって使える機能や対応しているソフトが変わることがあります。
また、古いバージョンだとマイクロソフトのサポートが終了していて、セキュリティ的に危ないことも。
ふだん使っているパソコンの「バージョン」や「エディション」を知っておくことは、とても重要です。
ここからは、初心者の方でも簡単にできるWindowsのバージョン確認方法を、図解を使ってわかりやすくご紹介します。
【図解】Windowsのバージョン確認方法
Windowsのバージョン情報を確認する主な方法は、次の2つです。
- 設定画面で確認する方法
- 「winver」コマンドで確認する方法
ここでは、Windows11 でバージョン情報を確認する手順を紹介します。
設定画面で確認する方法
スタートボタン>設定の順にクリックして、Windowsの設定画面を開きます。

Windowsの設定画面で、左側メニューのシステムをクリックします。

Windowsのシステム設定画面が開いたら下にスクロールし、バージョン情報をクリックします。

バージョン情報画面に「Windowsの仕様」という項目があります。ここで、バージョンなどを確認できます。

「winver」コマンドで確認する方法
次のショートカットキーで、「ファイル名を指定して実行」画面を開くことができます。
Win + R
「ファイル名を指定して実行」画面で「winver」と入力し、OKボタンをクリックします。

下図のような「Windows のバージョン情報」ウィンドウで、バージョンなどを確認できます。

Windowsのバージョン情報で確認できること
Windowsのバージョン情報で確認できることは複数ありますが、中でも違いがわかりにくいのが次の3つではないでしょうか。
- エディション
- バージョン
- OS ビルド
エディション
エディションとは、Windowsの種類を表す名前のことです。
例えば「Windows 11 Home」や「Windows 10 Pro」などがあり、それぞれ使える機能が少しずつ違います。
家庭向けのパソコンには「Home(ホーム)」が多く使われていて、基本的な操作やインターネット、文書作成などに向いています。
一方、会社などで使われるビジネス向けのパソコンには「Pro(プロ)」が入っていることが多く、セキュリティやリモート操作の機能が充実しています。
ソフトを入れるときや、トラブルがあったときの対応方法も変わってくる場合があるため、自分のパソコンがどのエディションかを知っておくと便利です。
バージョン
バージョンとは、Windowsのアップデートが公開された時期を示す情報です。
例えば「24H2」という表示があれば、「2024年の後半(H2)」に公開されたバージョンという意味です。
H1は前半(Half 1)、H2は後半(Half 2)を表しています。
バージョンによって、パソコンの機能や表示内容が変わったり、新しい機能が使えるようになったりします。
古いバージョンをそのまま使っていると、サポートが終了してしまい、セキュリティの更新が受けられなくなることもあります。
自分のパソコンがどのバージョンなのかを知っておくことは、とても大切です。定期的にバージョン確認することをおすすめします。
OS ビルド
OS ビルドとは、Windowsの更新状況を細かく示す番号です。
例えば「26100.4061」といった表示があれば、
- 「26100」:Windowsのバージョン(今回の例ではWindows 11 バージョン24H2)
- 「1702」:細かな更新(セキュリティパッチやバグ修正)の回数や内容
を表します。
つまり、OS ビルドの情報からは、
- いつ公開された更新なのか
- その更新で、どんな変更があったのか
を知ることができます。
まとめ:Windowsのバージョンは定期的に確認を
Windowsのバージョンは、以下のいずれかの方法で簡単に確認できます。
- 「設定」>「システム」>「バージョン情報」の順にクリックする
- 「ファイル名を指定して実行」画面で「winver」コマンドを入力する
「バージョン」「エディション」「OSビルド」の違いについても解説しました。
- バージョン:Windowsのアップデートが公開された時期を示す(例:「24H2」「23H2」)
- エディション:Windowsの種類を表す(例:「Windows 11 Home」「Windows 10 Pro」)
- OSビルド:Windowsの更新状況を細かく示す(例:「26100.4061」)
Windowsのバージョンを確認することは大切です。なぜなら、バージョンごとに使える機能や対応ソフトが異なったり、古いバージョンだとセキュリティ的に危ない場合があるからです。
定期的にバージョンを確認することをおすすめします。
よくある質問:Windowsのバージョン関連
Windowsのバージョンアップ方法は?
バージョンアップは、Windowsの設定画面で簡単にできます。設定画面左側メニューのWindows Updateをクリックしてください。
更新プログラムの確認ボタンを押すと、新しいバージョンが利用可能かどうか自動的にチェックされます。時間がかかることがあるので、作業をしないときに実行するのがおすすめです。
Windowsのバージョンが古いと危険?
はい、バージョンが古いとセキュリティ面でのリスクが高まります。
マイクロソフトがサポートを終了したバージョンでは、ウイルスや不正アクセスへの対策が更新ないため、パソコンが攻撃される可能性が高まります。
また、古いバージョンでは新しいソフトや機能に対応していないこともあるので、安全性や快適性のため、できるだけ新しいバージョンを使うようにしてください。