Edgeブラウザで、履歴を削除する方法を詳しく解説します。
- Webページを閲覧した履歴
- 検索エンジン「Bing」で検索した履歴
- ファイルなどをダウンロードした履歴
これら3つの履歴について、削除を自動化する方法や、削除できないときの解決方法も紹介します。
Edgeブラウザで履歴を削除する方法
Edgeブラウザで、何の履歴を削除したいですか?下記からお選びください。
閲覧履歴削除のやり方
EdgeブラウザでWebページを閲覧した履歴は、次の手順で削除できます。
時間の範囲を選択し、閲覧の履歴にチェックを入れて、今すぐクリアボタンをクリックすると、閲覧履歴を削除できます。
閲覧履歴を削除するためのショートカット
Edgeブラウザの閲覧履歴を一発で削除できるショートカットはありませんが、下記のキーボード操作を実行すると、閲覧履歴を削除するための画面にアクセスできます。
Ctrl + Shift + Delete
検索履歴削除のやり方
Edgeブラウザは、デフォルト(初期)の検索エンジンに「Bing」が設定されています。Bingの検索履歴を削除する方法は、以下の2つで手順が異なります。
Microsoft アカウントにサインインしている場合
下記アドレスにアクセスして、プライバシー画面を開きます。
https://account.microsoft.com/privacy
検索履歴を個別に削除するには、履歴項目の右側にあるゴミ箱アイコンをクリックします。
すべての検索履歴を削除するには、すべてのアクティビティをクリアをクリックします。
Microsoft アカウントにサインインしていない場合
下記アドレスにアクセスして、検索履歴画面を開きます。
https://www.bing.com/profile/history
検索履歴を個別に削除するには、履歴項目にマウスを合わせ、右側に出現するゴミ箱アイコンをクリックします。
すべての検索履歴を削除するには、「アクティビティ」の右側にチェックを入れ、クリアボタンをクリックします。
ダウンロード履歴削除のやり方
Edgeブラウザでファイルなどをダウンロードした履歴は、次の手順で削除できます。
時間の範囲を選択し、ダウンロードの履歴にチェックを入れて、今すぐクリアボタンをクリックすると、ダウンロード履歴を削除できます。
ダウンロード履歴を削除するためのショートカット
Edgeブラウザのダウンロード履歴を一発で削除できるショートカットはありませんが、下記のキーボード操作を実行すると、ダウンロード履歴を削除するための画面にアクセスできます。
Ctrl + Shift + Delete
Edgeの履歴削除を自動化する方法
Edgeブラウザで、何の履歴削除を自動化したいですか?下記からお選びください。
閲覧履歴削除の自動化
Edgeブラウザの閲覧履歴削除は、次の手順で自動化できます。
「閲覧の履歴」の右側にあるスイッチをオンにすると、Edgeブラウザを閉じるたびに閲覧履歴が自動削除されます。
検索履歴削除の自動化
次の手順を実行すると、Edgeブラウザでの検索履歴が保存されなくなります。
下記アドレスにアクセスして、検索履歴画面を開きます。
https://www.bing.com/profile/history
「ここで新しい検索を表示」の右側にあるスイッチをオフにします。
下の画面が表示されたら、無効にするボタンをクリックします。
「継続」ボタンをクリックすると、検索履歴が保存され続けます。
ダウンロード履歴削除の自動化
Edgeブラウザのダウンロード履歴削除は、次の手順で自動化できます。
「ダウンロードの履歴」の右側にあるスイッチをオンにすると、Edgeブラウザを閉じるたびに閲覧履歴が自動削除されます。
Edgeの履歴を削除できないときの解決策
Edgeブラウザで履歴を削除できないときの解決策として、初心者にも簡単にできる方法を5つ紹介します。
Edgeブラウザやパソコンを再起動させる
まずは、Edgeブラウザを一度閉じて、再び起動させてみましょう。それでも履歴を削除できない場合は、パソコンを再起動してみてください。
Windows 10の再起動については、下記ページで解説しています。
Edgeを最新バージョンにアップデートする
古いバージョンのEdgeブラウザを使っている影響で、履歴が削除されないのかもしれません。
以下の操作で、最新バージョンを使っているかどうか確認できます。
画面右上の…>ヘルプとフィードバック>Microsoft Edge についての順にクリックする
もし古いバージョンを使っている場合は、自動的に更新が始まります。
最新版を使っている場合は、下のように表示されます。
Microsoftアカウントの同期を無効にする
MicrosoftアカウントとEdgeが同期している影響で、履歴を削除できないのかもしれません。
以下の手順で、同期を無効にすることができます。
同期が有効なMicrosoftアカウントでサインインした状態で下記にアクセスすると、同期の設定画面が開きます。
edge://settings/profiles/sync
「履歴」の右側にあるスイッチをオフにすると、EdgeブラウザでアクセスしたWebページの履歴について、同期を無効にすることができます。
Microsoftアカウントについては、下記ページで解説しています。
Edgeの拡張機能を一時的に無効にする
Edgeブラウザに追加している拡張機能の影響で、履歴を削除できないのかもしれません。
次の手順で、拡張機能の影響を受けていないか確認してください。
- Edgeブラウザ画面右上の…>拡張機能をクリックする
- 拡張機能の管理をクリックする
- 拡張機能をすべて無効にする
- 履歴の削除を試してみる
- 拡張機能を1つずつ有効にして、どれが影響しているか特定する
バックグラウンドでの実行を終了させる
Edgeがバックグラウンドで実行されている影響で、履歴を削除できないのかもしれません。
「バックグラウンドで実行」とは、画面に表示されているアプリ等とは別に、目には見えない「裏側で動いている」状態をいいます。
バックグラウンドでEdgeが動作していると、履歴などのデータがロックされる場合があります。
履歴を確実に削除するためには、バックグラウンドでの実行を停止してEdgeのすべてのプロセスを終了させる必要があります。
Edgeに関連するバックグラウンドプロセスを終了させる手順は、次のとおりです。
Edgeの設定でバックグラウンド実行を停止する
次の手順で、バックグラウンドでの実行を停止させます。
- 画面右上の…>設定をクリックする
- 画面左側のシステムとパフォーマンスをクリックする
- Microsoft Edge が終了してもバック グラウンドの拡張機能およびアプリの実行を続行するをオフにする
タスクマネージャーでEdge関連のバックグラウンドプロセスを終了させる
タスクマネージャーでEdge関連のバックグラウンド プロセスを終了させる手順は、次のとおりです。
- Edgeブラウザを閉じる
- Ctrl + Shift + Esc キーを押して、タスクマネージャーを開く
- Edgeに関連するバックグラウンド プロセスを選択し、タスクの終了をクリックする
Edgeの履歴削除まとめ
Edgeブラウザで、以下の3つの履歴を削除する方法を紹介しました。
- 閲覧履歴
- 検索履歴
- ダウンロード履歴
設定を変更することによって、履歴を自動的に削除したり、履歴自体を保存しないようにすることができます。
履歴を削除できないときは、次の方法を試してみてください。
- Edgeブラウザやパソコンを再起動させる
- Edgeを最新バージョンにアップデートする
- Microsoftアカウントの同期を無効にする
- Edgeの拡張機能を一時的に無効にする
- バックグラウンドでの実行を終了させる
そもそも、履歴を一切保存させたくない場合は、「InPrivate ウィンドウ」を使用するといいでしょう。