Windowsパソコンの「アプリケーションの追加と削除」について解説します。
新しいアプリを追加したり、不要なアプリを削除する操作は、パソコンを使いやすく保つために欠かせない作業です。
この記事では、初心者でも簡単にアプリを削除・追加する方法を、図解付きで紹介します。
Windowsでアプリケーションを削除するときの注意点
パソコンからアプリケーション(アプリ)を削除する際は、以下の点に注意してください。
- 関連するデータのバックアップを取っておく
- 標準でインストールされているアプリは削除できない場合がある
- アプリ独自の削除方法が用意されている場合がある
- Windowsアプリはユーザーごとに削除する
- 削除後に動作しなくなる他のアプリがないか確認する
関連するデータのバックアップを取っておく
アプリを削除すると、そのアプリで作ったデータも一緒に消えることがあります。大事なデータやファイルがある場合は、削除する前にUSBメモリやクラウドなどにコピーしておきましょう。
標準でインストールされているアプリは削除できない場合がある
パソコンに最初から入っているアプリは、Windowsの動作に関わるため削除できないことがあります。無理やり削除しようとすると、トラブルの原因になりかねません。
アプリ独自の削除方法が用意されている場合がある
Microsoft ストア 以外のサイト等から入手したアプリの場合、独自の削除方法が用意されている可能性があります。アプリを削除する前に、公式マニュアル等で確認してください。
Windowsアプリはユーザーごとに削除する
Windowsアプリとは、Microsoft ストアから入手できるアプリのことです。1台のパソコンを複数の人(ユーザー)で使用している場合、Windowsアプリはユーザーごとに削除する必要があります。
削除後に動作しなくなる他のアプリがないか確認する
一部のアプリは、他のアプリと連携して動作していることがあります。誤って削除すると、他のプログラムに影響を与えるかもしれません。
Windows 11でアプリを削除(アンインストール)する方法
アプリケーションの削除について、初心者向けの方法を3つを紹介します。
- スタートメニューからアプリを削除する
- 設定画面でアプリを削除する
- コントロールパネルからアプリを削除する
スタートメニューからアプリを削除する手順
最も簡単で安全なのが、スタートメニューからアプリを削除する方法です。
スタートボタンをクリックして、スタートメニューを開きます。削除したいアプリがピン留めされていない場合は、「すべて」をクリックします。

削除するアプリを右クリックし、「アンインストール」をクリックします。

下のような画面が表示されたら、アンインストールボタンをクリックします。

上記の手順で「プログラムと機能」という画面が表示された場合は、このページの「コントロールパネルからアプリを削除する手順」を参照してください。
上記の手順で「アプリ > インストールされているアプリ」という画面が表示された場合は、このページの「設定画面でアプリを削除する手順」を参照してください。
コントロールパネルからアプリを削除する手順
Microsoft ストア 以外のサイト等から手に入れたアプリは、スタートメニューから削除できない場合があります。こんなときは、コントロールパネルからアプリを削除できます。
スタートメニューで、検索窓に「コントロール」または「control」と入力します。

検索結果に表示される「コントロールパネル」をクリックします。

コントロールパネルの開き方は他にもあります。詳しくは、下記ページをお読みください。
コントロールパネルのプログラムのアンインストールをクリックします。

一覧から削除するアプリを探します。このとき、「名前」や「インストール日」などの順に並べ替えたり、表示形式の変更をしたりすることができます。

削除するアプリを選択して、アンインストールをクリックします。

設定画面でアプリを削除する手順
複数のアプリをまとめて削除する場合は、設定画面でアンインストールするのが効率的です。
スタートボタンを右クリックし、表示される一覧から「インストールされているアプリ」をクリックします。

上の画面は、「設定」>「アプリ」>「インストールされているアプリ」の順にクリックして開くこともできます。
「インストールされているアプリ」画面で、削除したいアプリを探します。このとき、名前やインストール日などでアプリを並べ替えることもできます。

削除するアプリの右側「…」をクリックし、「アンインストール」をクリックします。

「このアプリとその関連情報がアンインストールされます。」と表示されたら、アンインストールボタンをクリックします。

Windows 11でアプリを追加(インストール)する方法
アプリケーションの追加には、次の3つの方法があります。
- Microsoft ストアからアプリを追加する
- アプリの公式サイト等から追加する
- ディスクからアプリを追加する
Microsoft ストアからアプリを追加する手順
Microsoft ストアは、マイクロソフト社が運営する公式ストアです。「ストア(店)」という名前ではありますが、無料のアプリも手に入れることができます。
スタートメニューのアプリ一覧やタスクバーなどに表示されているアイコンをクリックして、Microsoft ストアを起動します。


Microsoft ストアの検索窓にアプリ名などを入力して、追加したいアプリを検索します。

追加したいアプリを選択して入手またはインストールボタンをクリックすると、アプリのダウンロードとインストールが始まります。

一部のアプリ(有料アプリなど)では、インストールする際にMicrosoft アカウントでのサインインが必要な場合があります。
アプリの公式サイト等から追加する
インターネット上からアプリを追加するには、公式サイトなどにアクセスします。
公式サイトのURLがわからない場合は、「アプリ名 ダウンロード」などのキーワードで検索してみましょう。
公式サイトに表示されている「ダウンロード」などのボタンをクリックすると、インストーラーというファイルがパソコンに保存されます。
アプリによっては、「32bit版」「64bit版」など複数のダウンロードボタンが表示されている場合があります。32bitと64bitの違いについては、下記ページを参考にしてください。
インストーラーをダブルクリックして指示に従えば、アプリをインストールできます。
インターネット上からアプリを追加する場合は、必ず公式サイトや信頼できるページからダウンロードするようにしてください。
知らないサイトからアプリを入れると、ウイルスや不正なソフトが含まれている場合があるため危険です。
ディスクからアプリを追加する
CDやDVDなどのメディアからアプリを追加する場合は、まずディスクをパソコンのディスクドライブに入れます。
ディスクドライブが付属していないパソコンの場合は、外付けドライブを接続する必要があります。
しばらくすると、自動的にインストール用の画面が表示されるか、「setup.exe」などのファイルが見つかります。
ファイルが見つかった場合は、ダブルクリックするとインストールが始まります。
あとは画面の案内に従って進めるだけで、アプリがパソコンに追加されます。
以前はこの方法がよく使われていましたが、最近ではインターネット経由のインストールが主流です。
なお、CDやDVDから追加する場合も、正規品であることを確認しましょう。海賊版などを使うと、ウイルスの危険や違法行為につながる可能性があるので注意してください。
そもそも「アプリケーションの追加と削除」とは
Windowsパソコンの「アプリケーションの追加と削除」について、基本的な内容を説明します。
「アプリケーション」とは?
アプリケーションとは、パソコンで動作する特定の機能をもった「ソフト」のことです。
例えば、ウェブページを見るときに使う「Microsoft Edge」や、文書を書く「Word」、ビデオ通話をする「Zoom」などは、すべてアプリケーションにあたります。
スマートフォンで使う「アプリ」と同じ意味で使われることが多く、最近ではパソコンでも「アプリ」という言い方が一般的になっています。
アプリケーションは、必要なときにインターネットからインストールして使うのが基本です。また、使わなくなったら削除することで、パソコンの動作が軽くなったり、保存容量を節約できたりします。
アプリケーションの「追加」とは?
追加とは、新しいアプリをパソコンにインストールすることを意味します。
例えば、ZoomやLINEなどのアプリを使いたい場合は、インターネットやMicrosoft ストアからアプリをインストール(=追加)します。
インストールすることで、スタートメニューやデスクトップにショートカットが表示され、すぐに起動して使えるようになります。
アプリを追加する際は、信頼できるサイトから入手することが大切です。知らないサイトからダウンロードすると、ウイルスが入り込む可能性があるので注意してください。
アプリケーションの「削除」とは?
削除とは、パソコンに入っているアプリをアンインストールして、完全に消すことを指します。
使わなくなったアプリをそのままにしておくと、パソコンの容量を圧迫したり、起動時の動作が遅くなったりすることがあります。
そんなときは、不要なアプリを削除することで、パソコンの環境をすっきりさせましょう。
Windowsでは、設定画面やコントロールパネルから簡単にアプリを削除できますが、もしかしたらアプリ独自の削除方法が用意されているかもしれません。
事前に公式マニュアル等を確かめてから、アプリを削除するようにしてください。
「プログラムの追加と削除」との違い
「アプリケーションの追加と削除」と似た言葉に「プログラムの追加と削除」という表現があります。意味はほぼ同じで、使わなくなったソフトを消したり、新しいものを入れたりする操作を表しています。
「プログラムの追加と削除」は昔のパソコン(Windows XPなど)で使われていた表現で、現在のWindowsではあまり見かけなくなりました。
今では「アプリの追加と削除」「アプリと機能」という名前に変わっています。つまり、用語が新しくなっただけで、やっていることの本質はほとんど同じです。
言い回しの違いに戸惑うかもしれませんが、基本的な操作は変わりません。
アプリケーションの追加と削除のまとめ
Windowsでアプリケーションを削除するときの注意点として、次の5つを紹介しました。
- 関連するデータのバックアップを取っておく
- 標準でインストールされているアプリは削除できない場合がある
- アプリ独自の削除方法が用意されている場合がある
- Windowsアプリはユーザーごとに削除する
- 削除後に動作しなくなる他のアプリがないか確認する
Windows 11でアプリを削除する方法については、次の3つの手順を図解付きで紹介しました。
- スタートメニューからアプリを削除する手順
- コントロールパネルからアプリを削除する手順
- 設定画面でアプリを削除する手順
Windows 11でアプリを追加する方法には、次の3つがあります。
- Microsoft ストアからアプリを追加する
- アプリの公式サイト等から追加する
- ディスクからアプリを追加する
インターネット上からアプリを追加するときは、必ず公式サイトや信頼できるページからダウンロードするようにしてください。CDやDVDから追加する場合も、正規品であることを確認しましょう。
「アプリケーションの追加と削除」と似た言葉に「プログラムの追加と削除」という表現があります。意味はほぼ同じで、基本的な操作に大きな違いはありません。