Windows 10既定アプリを選択する方法を紹介します。既定のアプリを設定しておくと、作業内容やファイルの種類ごとに特定のアプリを起動することができます。

Windows 10で既定のアプリを選択する

この記事は、下記の条件下で作成しています。ご利用環境によって、本文の内容と実際の画面が異なる場合があります。

  • Windows 10 エディション:Windows 10 Home
  • Windows 10 バージョン:1803

下記ページでも紹介したように、Windows 10にはさまざまなアプリを追加(インストール)することができます。

インストール済みアプリの種類が多くなると、同じ作業内容に対して使用できるアプリの選択肢が複数になることがあります。

例えば、Windows 10にはWebブラウザーアプリとして「Microsoft Edge(マイクロソフト エッジ)」があらかじめインストールされています。しかし私は、「Google Chrome(グーグル クローム)」というアプリを長年愛用して使い慣れているため、自身のパソコンに追加しています。

Webブラウザーとは、Webサイト(いわゆるホームページ)を閲覧するためのソフトウェアのことです。
あらかじめインストールされているアプリの種類は、機器のメーカー・機種によって異なります。

「既定のアプリを選択する」って、どういうこと?

上の例のように、Webブラウザーアプリをただ単に追加しただけで、既定のアプリを選択していないと、どういうことが起こるのでしょうか。

例えば、メールアプリやPDFファイル閲覧用アプリなど、Webブラウザー以外のアプリ内に表示されたWebサイトへのリンクをクリックすると、新たに追加した「Google Chrome」ではなく「Microsoft Edge」が起動してしまいます。

PDFファイルは、パソコンやスマートフォンなど、さまざまな環境下にある端末で見ることができる形式のファイルです。最近では、家電メーカーがインターネット上に公開している取扱説明書(マニュアル)などにも多く利用されています。

理由は、Microsoft Edge」が既定のWebブラウザーアプリとしてあらかじめ設定されているためです。Webサイトへのリンクを「Google Chrome」で開くには、既定のアプリとして「Google Chrome」を選択する必要があります。

既定のアプリを選択する方法

[スタート]ボタンをクリックします。

[スタート]ボタンをクリック

[設定]アイコンをクリックします。

[設定]アイコンをクリック

[アプリ]アイコンをクリックします。

[設定]>[アプリ]アイコンをクリック

画面左側メニューの[既定のアプリ]をクリックします。

[既定のアプリ]をクリック

すると、既定のアプリを選択できるものとして、メール / マップ / 音楽プレーヤー / フォト ビューアー / ビデオ プレーヤー / Web ブラウザー が並んでいます。ここでは、Web ブラウザーの[Microsoft Edge]をクリックします。

既定のアプリの選択肢 Web ブラウザーの[Microsoft Edge]をクリック

Webブラウザーとして利用できるアプリが並んでいます。この中から、[Google Chrome]を選択(クリック)します。

既定のWebブラウザーとして [Google Chrome]を選択

これで、既定のWebブラウザーアプリとして「Google Chrome」を選択することができました。

リセットボタンについて
リセットをクリックすると、各既定のアプリが規定値にリセットされます。このとき、「リセットしてもいいですか?」などの確認メッセージ等は表示されることなく変更されるので注意してください。

既定のアプリ リセットボタン

中~上級者向け設定項目

既定のアプリ設定画面を下に進むと、さらに3つの設定項目があります。これらは、中~上級者向けの内容となります。

既定のアプリ 3つの中~上級者向け設定項目

これらのうち、[ファイルの種類ごとに既定のアプリを選ぶ]について簡単に説明します。この設定項目では、ファイルの拡張子ごとに既定のアプリを選択することができます。例えば、PDFファイルの場合は、[.pdf]に対する選択肢の中から既定のアプリを選択します。

[.pdf]に対する選択肢の中から既定のアプリを選択
拡張子とは、ファイルの種類を識別するためにファイル名の末尾につけられる文字列のことです。例えば、音楽ファイルなら「.mp3」「.wav」などがあります。