「Windowsのゴミ箱が見つからない!どこに行った?」とお困りですか?
- デスクトップからゴミ箱が消えてしまった!
- 誤ってファイルを削除しちゃったんだけどゴミ箱の場所がわからない…
このページでは、上記のお悩みを解決できます。
通常、Windowsのゴミ箱を開くには、デスクトップにある「ごみ箱」アイコンをダブルクリックしますよね。
でも、思わぬ操作ミスで設定が変わってしまったり、デスクトップをカスタマイズするソフトウェアが影響したりして、デスクトップから「ごみ箱」アイコンが消えてしまう場合があります。
デスクトップに表示されなくなったとしても、パソコンの中からゴミ箱が消えてしまったわけではないので安心してください。
まずは、デスクトップに「ごみ箱」アイコンを再表示させる方法から見ていきましょう。
デスクトップから消えたごみ箱アイコンを復活させる方法
デスクトップのごみ箱アイコンを再び表示させる方法は、以下の2つのケースで異なります。
デスクトップにアイコンが全く表示されていない場合
ごみ箱アイコンだけでなく、デスクトップ上にアイコンが全く表示されていない場合は、次の手順で再表示できます。
- デスクトップの何もないところで右クリックする
- 表示>デスクトップアイコンの表示をクリックしてチェックを入れる

上記の手順を実行しても「ごみ箱」アイコンが表示されない場合は、下記の方法をお試しください。
デスクトップにごみ箱アイコンだけが表示されていない場合
デスクトップ上にいくつかアイコンが並んでいるのに「ごみ箱」アイコンだけが表示されていない場合は、デスクトップアイコンの設定を変更することで再表示できます。手順は次のとおりです。
設定画面を開くには、下記のショートカットキーが便利です。
Win + I(アルファベットのアイ)
設定画面が開いたら、まず個人用設定をクリックします。次に、テーマ>デスクトップ アイコンの設定の順にクリックします。

「ごみ箱」の左隣にあるチェックボックスにチェックを付け、OKボタンをクリックすると、ごみ箱アイコンの表示を有効化することができます。

デスクトップのごみ箱アイコン以外にも、Windowsのゴミ箱を開く方法があります。
Windowsのゴミ箱を開く5つの方法
Windowsのゴミ箱を開く方法として、以下の5つを紹介します。
エクスプローラーから開く
ゴミ箱をエクスプローラーから開く手順は、次のとおりです。
アドレスバーの左端にある>をクリックし、展開した項目の中からごみ箱を選択します。

選択肢の中に「ごみ箱」がない場合
アドレスバーにごみ箱と入力し、Enterキーを押してください。
検索ボックスから開く
タスクバー上にある検索ボックスに「ごみ箱」と入力すると、下図のような検索結果が表示されます。ごみ箱もしくは開くをクリックしてください。

タスクバーに検索ボックスが表示されていない場合
次の操作で検索ボックスを表示できます。
- タスクバーの何も表示されていないところで右クリックする
- 検索>検索ボックスを表示の順に選択(クリック)する
「ファイル名を指定して実行」から開く
「ファイル名を指定して実行」機能は、以下のショートカットキーで表示することができます。
Win + R
名前: に「explorer.exe shell:RecycleBinFolder」と入力してOKボタンを押すと、ゴミ箱を開くことができます。

コマンドプロンプトから開く
以下の手順で、コマンドプロンプトからゴミ箱を開くことができます。
- コマンドプロンプトを開く
C:\Users\ユーザー名>
の後にexplorer.exe shell:RecycleBinFolder
と入力する- Enterキーを押す

コマンドプロンプトを表示する方法は、下記ページを参考にしてください。
PowerShellから開く
以下の手順で、PowerShellからゴミ箱を開くことができます。
- スタートボタンを右クリックし、Windows PowerShell (管理者)を選択する
C:\Users\ユーザー名>
の後にexplorer.exe shell:RecycleBinFolder
と入力する- Enterキーを押す

Windowsのゴミ箱はどこにある?
そもそも、ゴミ箱はWindowsパソコン内のどこにあるのでしょうか?
実は、ゴミ箱は特殊なシステムフォルダーに格納されています。このシステムフォルダーは、通常はエクスプローラーから直接見ることができません。
ゴミ箱は各ドライブ内で「隠しシステムフォルダー」として存在する
Windowsのゴミ箱は、パソコンの各ドライブ(例:C:, D:\)に 「$Recycle.Bin」という隠しシステムフォルダーとして存在します。
削除されたファイルは、各ドライブの「$Recycle.Bin」フォルダー内に格納されます。しかし、パソコン上では「ごみ箱」という1つの場所に統合されて表示されます。
$Recycle.Bin フォルダーは、「隠しファイル」や「システムファイル」の設定がデフォルト(初期値)のままだと表示されません。
ゴミ箱を表示するには「隠しファイル」や「システムファイル」の設定が必要
$Recycle.Bin フォルダーを表示する手順は、次のとおりです。
エクスプローラーを開くには、下記のショートカットキーが便利です。
Win + E
上部メニューの表示タブをクリックし、隠しファイルにチェックを入れます。

オプションをクリックして、「フォルダーオプション」を開きます。

フォルダーオプションの表示タブをクリックし、保護されたオペレーティングシステムファイルを隠す(推奨)のチェックを外します。

警告が表示されますがはいを選択します。
$Recycle.Bin フォルダーを確認したいドライブ(例:C:, D:\)を、エクスプローラーで開いてみてください。通常のフォルダーと比べてやや薄い色で表示されるはずです。
システムファイルには触らない
$Recycle.Bin フォルダーはシステムが管理しているため、中のファイルを直接操作しないでください。誤ってファイルを削除すると、ごみ箱の機能が壊れる可能性があります。
$Recycle.Bin フォルダーの確認作業が終わったら、隠しファイルとシステムファイルを非表示に戻すことをおすすめします。
まとめ
デスクトップから消えたごみ箱アイコンは、デスクトップアイコンの表示設定を変更することで復活させることができます。
ごみ箱アイコンの他に、Windowsのゴミ箱を開く方法として次の5つを紹介しました。
- エクスプローラーから開く
- 検索ボックスから開く
- 「ファイル名を指定して実行」から開く
- コマンドプロンプトから開く
- PowerShellから開く
そもそも、Windowsのゴミ箱はどこにあるのかというと、パソコンの各ドライブ(例:C:, D:\)に 「$Recycle.Bin」という隠しシステムフォルダーとして存在します。
通常はエクスプローラーから直接見ることができませんが、「隠しファイル」や「システムファイル」の設定を変更することで確認できるようになります。
ただし、システムファイルを誤って操作すると不具合が生じる可能性があります。$Recycle.Bin フォルダーの確認作業が終わったら、隠しファイルとシステムファイルを非表示に戻してください。